"http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-transitional.dtd" 風の・黄昏詩集
 想いのままに綴った詞 いつの間にかこんなになって もう先は・・・・かなた
星の望郷詩集
(星の)
望郷詩集
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 このサイトは 「はるか」の五十台以降の ホームページや掲示板、メモ帳などに残されたものを抜粋した詩集です。もし 興味がございましたらお立ち寄りください。・・・・遙 彼方
 職を辞し ひたすら遊んで十余年 ダンスをして旅をして・・・いい人生だった・・・


 悠々自適

 計画とおり いや それ以上に早くから
 驚く程に早く お金は 消えてしまった
 毎日 ダンスをして 旨い物喰らってた
 飛行機や車やバスで 日本中を旅をして
 社会の為に為る事も無く 遊びほうけて
 今、ささやかな年金だけで 生きいいる
 それでも 毎日のダンスを休む事も無い
 色々な事も在ったけれど 健康に過ごし
 友と遊び 仲間と呑んで 幸せを感じて
 今日も好きな事だけをして 暮らしてる
 

望郷詩集・目次
春 愁 望 郷 春かすみ 隠し事 同窓会
風雲空 息子へ 涙 雪 雪 女 人生はタンゴ
北帰行 不可解 猛吹雪 大 雪 大地震
一周忌 朝陽の中で 北国の 望 春 酒の肴

一、春 愁


 小鳥達の唄は
 まだ明けやらぬ
 戸惑いの中を彷徨う
  空回りする幻想の
  渦のスクランブルは
  過去も未来も今も無い
 眠り足りない曙は
 眩し過ぎる光を撒き散らす
 春なのに
    やっと来た春なのに
 春なのに
   待っていた春なのに

 二、望 郷


 烏ガ森の カラスが騒ぐと
 チャラセの沢の子狐隠れ
 煤で汚れた炭住長屋の
 脇の輸車路は通学路
 それは昨日の事のよう

 冬のスキーは妹背の山で
 春山ならば砂川岳へ
 鶉の向うにピンネシリが
 夢は札幌・岩見沢
 そんな望郷 上砂川

 錆びた立て抗雑木に埋れ
 人の気配も無い市街
 路は一本真っ直ぐ続き
 神社・学校・・森の中
 夢の中だけ 古里は





 
三、春かすみ

 あなたの優しさに
 生きる証を重ねたとき
 心の色がとけていく
 うらうらと戸惑いながら
 穏やか色にとけていく

  安らぎの時のまま過ぎて
  不安の色が漂う頃
  うらうらと戸惑いながら
  明日の気配を感じてる

 躊躇いの吐息の中から
 愉しみの証を見付けたとき
 喜びの欠片がとけていく
 うらうらと戸惑いながら
 春のかすみにとけていく



  四、隠し事


 霧の降る夜は 心も寒い
 ドレス変えたの 胸元広げ
 ルージュの色も 今夜は別よ
 光る瞳の あかりの中に
 映っているは 別の人

雨になるのね 蒸し暑いから
何か変なの 落ち着かないの
何処か違うの あなたの素振り
みように優しい 言葉の陰で
きっとしている 隠してる

 星の瞬く 夜空のように
 恋も浮気も 上手にこなし
 燃えて夢見て 明日を探す
 どうせ切れない二人の仲は
 歌の文句になりゃしない




  五、同窓会

 黄昏色の記憶を手繰り寄せ
 拾い集めた想い出の中から
 五十年近く置き忘れていた
 「青春」の欠片を見つけた
 黄萓色したあなたの笑顔は
 忘れ掛けていた初恋の気配
  あの頃は何も過もが美しく
  何も過もが素晴らしかった
  夢の先には 未来があった
  やがて恋とか愛に惑わされ
  現実と野望の狭間を彷徨い
  時間は瞬きの中で閃いた
 今、来た道を振り返った時
 悔いや未練はありませんか
 もう この先はエピローグ
 団塊も企業戦士も過去の事
 自分の為に生きてみようよ
 この 素晴らしい人生を

 




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六、風・雲・空

 緑の風は希望のと息
   戸惑い色の作りかけの夢
   優しい笑顔と温もりあれば
   きっと何とか生きて行ける
   風よ 緑の風よ
   戸惑い色の緑の風よ
   せめて私に 希望を下さい
   流れる雲は流離いの旅人
  哀しみ色でひとり彷徨う
  我慢も期待もボロホロ朽ちて
  先の見えない公園暮らし
  雲よ 白い雲よ
哀しみ色の白い雲よ
  せめて私に 我慢を下さい
  蒼い空にこころが透けて
  寂しさ色の闇に染みてく
   今の私に残っているのは
   この蒼いおおきな空だけ
   空よ 蒼い空よ
   寂しさ色の蒼い空よ
   せめて私に 夢を下さい
   空よ 蒼い空よ
   寂しさ色の蒼い空よ
   せめて私に 夢を下さい
 
 



  七、息子へ


 一・家を出てから 一年過ぎて
    風の便りも 聴こえて来ない
    苦労してるか 元気でいるか
    こんな親でも 心配してる
 
 二・苦労知るなら 三人育てろ
    俺の親父は そう云った
    一人暮らしは 寂しくないか
    たまぁに一杯 呑みに来い
 
 三・小言云う気はさらさら無いが
    お前が一番 苦労をさせた
    彼女出来たか 結婚まだか
    俺もそんなに 長く無い
 
 

   八、涙 雪

 霙交じりの 日暮の雨に
 家路を急ぐ 人ばかり
 客も来ないし あいつも来ない
 裾から寒さが 忍び寄る

  霙が雪に 変わった宵は
  人の影さえ 殆んど消えて
  自棄で煽った お酒に咽て
  胸の古傷 痛み出す

 夜更け前から 積もった雪で
 店はお仕舞 早仕舞い
 灯り消したら 哀しくなって
 頬に冷たい 涙雪
     



   九、雪 女


 生まれは遠い シベリアの果て
 育ちは寒い 日本海
 流れ流され 北風任せ
 好きな男は お出でおいで
 ここにおいで そうよ私は 雪女

愛の吐息に 心も凍る
惚れた男は 皆凍りつく
命賭けなよ 私の肌に
死にたい人は お出でおいで
ここにおいで そうよ私は 雪女

 温もりだけは 絶対駄目よ
 クールに遊んで お仕舞よ
 熱い情けは もう命取り
 私と一緒に お出でおいで>
 ここにおいで そうよ私は 雪女


  十、人生はタンゴ


 二人呑む酒 琥珀の酒は
 遠い昔の 夢の味
 噂仕打ちに 忍んで耐えて
 踊りに賭けた 頃だった
  あぁ~ 其れはタンゴ
  あぁ~ 苦しみのタンゴ
  あぁ~ 二人の 生きた証し
 
    北の田舎の カラオケ酒場
 気が付きゃ 二人で踊ってた
 拍手喝采 恥かし嬉し
 客と交わした 酒だった
  あぁ~ 其れはタンゴ
  あぁ~ 歓びのタンゴ
  あぁ~ 二人の 生きた証し

 今じゃ殆んど 呑めない酒は
 古い縁の 香りする
 歴史刻んだ フロアに立てば
 過去の歓び 甦る
  あぁ~ 其れはタンゴ
  あぁ~ 人生はタンゴ
  あぁ~ 二人の 生きた証し



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  十一、北 帰 行

 朝霧の明け切れぬ静けさも
 暮れ懸かる夕日の空の彼方にも
 のったりと過ごす午後の光の中にさえ
   遠くに・・近くに・・そして突然・・
 雁の鳴き交わす声がしたり 
 白鳥の羽ばたきが聴こえたり・・・
 北へ帰る鳥たちは忙しそうです
 

  十二、不可解

 まだ 明けきらぬ 朝日の中で
 何時もと変わらぬ お茶のひと時
 雁のわたる 声が聴こえて
   新しい今日が 動き始める
 あの日突然 吹き荒れた風も
 もう 小さな思い出の中に
 今 二人して できる事ならば
 また きっと 判りあえる

  空を染める 夕日の中で
  昨日と変わらぬ お酒が旨い
  冷たい風に ススキが揺れて
  静かに今日が 眠り始める
  明日の事は 判らないけど
  また 新しい 朝が来る
  今 二人して できる事ならば
  また きっと 判りあえる


    2009年 秋の頃 




  十三、猛吹雪

 眼も開けられない吹雪
 足元から巻き上げる粒雪
 息も出来ない凍れ雪が
 叩く 叩く 顔を叩く
 白い闇は恐怖を突き付け
 生きる物は 只息を潜め
 白魔の通り過ぎるのをを待つ


  2010・2・8 作成


  十四、 大 雪  

 バスはお休み
 道路が埋まった
 電車も止まった
 線路が埋まった
 大地が埋まった
 おらんちも埋まった



  十五、大地震
 雪に埋もれるよりは
   善いとは思ったけど
 こんな凍れはやっぱり
   心配事が多い・・・
 これからひと月は
   殆んど雪か凍れの
 毎日が続く・・春は遠い
   まんだまだ とっても春は遠い
 そして 東北に大地震が来た
  これでもか これでもかと
 今年の自然は 容赦しない
 今更 泣き事は云うまい
    東北も寒かろうなぁ
 蕾も凍えて寒かろなぁ
    何しても情ねぇなぁ


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  十六、一周忌
 
 萌黄色の木の芽も草も
 青々と逞しくなって
 ライラックも咲きだして
 母の逝った初夏の気配がし
 もう 一年が過ぎたのです
 あれから もう 一年が・・・

      2006年5月27日

  十七、朝陽の中で

 今朝も寒い朝です
 あなたの事は
 とても大切にしています
 私にとって
 たったひとつの真実です


2006年4月10日作成

   十八、悠 秋

 風はさらさら爽やか風味
 空はすっきり真っ青ばかり
 雲はもこもこ綿花のような
 海は穏やかきらきら光り
 お日様からりと北国の初夏


十九、望 春

 夜半まで降り続いた雪が
 ひたりとおさまって 今は
 真っ青な空 蒼空だよ?
 凍れた雪に家は沈没寸前
 もう一日 もう一日と
   待っているのさ

  2005年3月3日作成

二十、酒の肴  

 炙ったハタハタを喰うと
 遠い昔の女を想う
 寒干しのハタハタを喰らい
 人肌の燗酒を飲み干し
 想い出の中に涙する


  2005年1月25日作成

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